【4年間の体験談】不妊治療はいつから始める?30歳で楽観視していた私たちの後悔と学び【まとめ】

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こんにちは、さとみです。

今回は、私たち夫婦が2021年から4年間取り組んでいる「不妊治療」について、これまでの後悔と学びをまとめてみました。
不妊治療は繊細なテーマでもあるため、なかなか誰にでも気軽に話せるものではないですよね。

興味はあるけれど何から始めたらいいんだろう…

どこから何を始めたらいいの?


始めはわからないことだらけで、今振り返ると遠回りもたくさんしたと思います。
もし不妊治療を始めたあの頃に戻れるのなら、あの頃の私たちにこう伝えたい!!と思うことをまとめてみました。
この実体験がこれから不妊治療を始めようと考えている方のお役に立てたら幸いです!

こんなやつが書いています

  • 都内在住の30代夫婦
  • 2021年から不妊治療開始
  • 非閉塞性無精子症/TESE 2回実施✕/鍼治療1年半実施✕/採卵1回実施
  • 2025年から親族間精子提供にて顕微授精に挑戦中
目次

妊活を始めようと思ったきっかけ

30歳で結婚した私たち。
私の地元の友達は20代前半でお母さんになってる人も多いけれど、東京ではおひとりさまを楽しんでいる人や子どものいない夫婦も珍しくなくて、
「夫婦二人の時間も楽しんで、2年後くらいには赤ちゃんほしいな〜」なんて、のんびり考えていました。

夫は私より一つ年下で、「自然に任せればいいんじゃない?」というマイペースなタイプ。
仲良しな方だと思いますが、夫婦生活はそこまで頻繁でもなく…(察してください笑)

お互いにフルタイムでがっつり働いていると、2年はあっという間に過ぎていき、
「あれ?なんか妊娠する気配ゼロじゃない?」と気づいた私は、夫に妊活を始めたいと相談してみました。
でも夫は相変わらず「いつか自然にできるでしょ〜」という感じ。

不妊の原因は男女ともにある可能性があるのですが、当時の私は、
「もしかして私に何か原因があるのかも?」と思い、まずは一人で女性不妊専門クリニックの門を叩くことにしました。このときすでに32歳。

今思えば、結婚した30歳頃にもうちょっと夫婦で真剣に話し合えばよかったんですけどね

クリニックでの話はまた別の記事で書きたいと思います。

当時の夫の気持ち

私32歳、夫31歳のときに不妊治療スタート。
あれから4年…今となっては「もっと早く始めとけばよかった〜!」って二人で後悔してます。

当時の夫の本音を聞いてみたところ、こんな感じでした。

そのときの夫の心境

  • 周囲で父親になっている人が少なくて、父親になるイメージが湧かない
  • 不妊治療って言葉がなんだか恥ずかしい(今思えば全然恥ずかしくないのに!)
  • テレビで40代妊娠のニュースを見ているから「30代前半はまだ余裕でしょ」という気持ち

完全に私との温度差がありました。
夫は後ろ向き、私は焦り始めていて早く始めたい!という気持ちで、全然足並みが揃っていませんでした。

不妊治療を始める上での高い壁

  • 仕事との両立は可能か
  • 高額な治療費を用意できるか

フルタイム会社員が不妊治療をするには、仕事の折り合いをつけるのが大変でした。
病気やケガで病院へ行くのとは違って、「不妊治療で休みます」って言いづらかったです。

私はちょうど転職を考えてたタイミングだったので、思い切ってフルリモートの会社へ転職しました。
クリニックの待ち時間にも仕事ができて、一石二鳥だと思ったんです。

費用の面では、私たちが不妊治療を始めた2021年頃は、今みたいに保険適用ではなくすべて自費でした。
東京都の「特定不妊治療費助成制度」という助成金があったこともあり、挑戦することにしました。

不妊治療の保険適用化に伴い、従来の「特定不妊治療費助成事業」は2022年3月末で終了しました

現在も保険適用外の先進医療費の一部助成事業は継続しています。
市区町村によって独自の助成金制度もあるのでお住いの地域の情報を調べてみましょう〜!

私と同じように「早く始めた方がいいのはわかるけど…」って先延ばしにしてる人、結構いるんじゃないかな?

早めのスタートをおすすめする理由

実際に4年間治療を続けて痛感した「もっと早く始めればよかった!」と思った理由をまとめてみました。

お金の話は現実的に

不妊治療の保険適用や助成金には年齢制限があります。
女性の年齢が上がると不妊治療の成功率が低下し、出産に至る割合も低くなるため、治療効果を最大化するために制限があるのだと思われます。
不妊治療を早く始めることができれば、この年齢制限に怯えることなく治療に集中できます。

お金の心配って、思ってる以上にメンタルに響きますよね…

保険適用か自費かどうかで、トータルの金額がかなり違ってきます…!

時間は待ってくれない!年齢プレッシャーは想像以上

妊娠力のピークは20代前半、30代後半からは急降下していくと言われています。

治療を始めてスムーズにうまく進めばいいですが、検査をしていく上で何かしらの症状(例:無精子症、子宮内膜症など)があることが判明すると、治療の選択と決断を迫られます。
治療で治るものもあれば、治らないものもあります。治療に長時間かかるものもありますし、長引くほどにお金もかかってしまいます。

私たちも少しでも早く始めていたら、先人の教え(体験談)を早めに知ることができていたら、こんなに長引かなかったかも…と思うことがあります。

「40代でも妊娠してる人いるしな〜」と思っていましたが、それはめったにない稀なケースです。
いざ治療を開始してみると、1年ってあっという間に過ぎていきます。うまくいかないとどんどん焦りが増していきます。時間もお金もかかるし、精神的にも負荷が大きいです。

突発的に起こりかねない「仕事が忙しくて通院できない」「親の介護で時間がない」という悩みも、早めに始めることができれば時間的な余裕ができます。

クリニック選びは意外と時間がかかる

自分たちにあったクリニック選びって意外と時間がかかります。
クリニックによって実績、治療方針、費用、スタッフさんの対応もさまざまで、自分に合うクリニック探しは本当に難しいなと感じます。
ようやく自分が通いたいクリニックが見つかっても、近所になくて片道3時間かけて行くなんてことも。

口コミを見たりウェブサイトを見て比較はするものの、実際のところは通ってみるまでわからないので、最近は「妊活ガチャ」という言葉も出てきたみたいですね。

私たちの場合は、女性不妊クリニック → 男性不妊クリニック① → 男性不妊クリニック② → 大阪のクリニックと転院しました。
治療方針の変更でクリニックを変えたり、院長の横柄な態度が合わなくて転院する方もいたり、相性のいいクリニックを見つけるまで、思ってる以上に時間がかかることがあります。

体験談や口コミはとても参考になるけれど、実際の相性は通ってみないとわからないんだよね〜

検査と治療は長期戦

不妊治療を始める前は、検査して治療したらすぐに妊娠できると思ってましたが、そんなに甘いものではなかったです。一般的な治療の流れはこんな感じです。

一般的な治療の流れ

出典:はらメディカルクリニック

基本検査をおこなって、特に妊娠に関わる治療が不要な場合は、タイミング療法→人工授精→体外受精・顕微授精というステップがあります。
年齢や検査結果次第、本人の意向次第では、最初から体外受精・顕微授精をおこなうこともあります。

私たちの場合は、最初から体外受精を希望していましたが、その際に夫の無精子症が判明しました。

男性不妊治療をおこなっているクリニックへ転院し、夫はホルモン治療・TESE手術・遠方の鍼灸院通いと時間を費やしてがんばってくれましたが、4年経った現在も不妊治療継続中です。

スムーズに治療が進んで妊娠・出産できれば最高なのですが、実際はすんなり行かない人も多いです。

治療の記録はまた別記事で書く予定です

あの頃の私たちに伝えたいこと

楽観的すぎた30歳の私たち夫婦へ伝えたいこと。

子どもが欲しいと思ったときが妊活の始めどき!

クリニックに行く最初の一歩って、すごく勇気がいりますよね。わかります。
でも考えてみてください。人生で今より若いことは二度とありません。

不妊治療を早く始めることにデメリットなし!これに尽きます。
繰り返しになりますが、治療はできるだけ早く始めた方が絶対良い!とあの頃の私たちに伝えたいです。

「いつから始めようかな…」って迷ってる方も、いつか子どもが欲しいと考えているなら、まずは自分たちの身体の状態を知ることから始めてみませんか?

不安がなくなるとスッキリするし、今後の計画も立てやすくなりますよ!

まずは相談するだけでもOK!

クリニックに行ってまずは情報を得るところから始めてみよー

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